昔から、誤解されることが多かった。
自分の気持ちが真っ直ぐに伝わらないもどかしさ。
誤解がスレ違いを生み、やがて繋いでいたはずの手が離れていく。
理解し合うためには、お互いに同じ熱量が必要で。
手を繋いで、優しくしあいたい。
でもそのためには、まずライトな所で見つめ合う関係性の構築が不可欠だ。
語彙力・表現力・言語化この3つを、自分の気持ちを正確に伝えるために大切にすることで、私は何とか人と手を繋げるようになった。
例えば、愛を言葉であらわす際には、沢山の選択肢がある。
「好き」「愛してる」は定番。
「気になる存在」はライトだし、「そばにいるだけで安心する」は信頼を感じる。
「惹かれています」はグッと大人っぽく感じられるし、「好意を抱いております」や「お慕いしております」は品がある。
「月が綺麗ですね」「死んでもいいわ」の文学表現も、美しい伝え方だと思う。
「I like you」「Te quiero」「我爱你」日本語以外を使いわけられるのも素敵。

表現力を高めるには、自分を表現して発表する機会を増やすことが大切。
言葉に触れる機会を増やすだけではなく、考えや感情を「言語化」する練習が必要だ。
そこで注目したいのが、「類義語」。
類義語は、先ほどの愛をあらわす言葉の様に、同じ意味でもニュアンスや使い方が違うので、適切な表現を学ぶ際に参考にしたい。
言語化のポイントは、考えていることを具体的な言葉にするだけではなく、話の内容を整理し相手にわかりやすく伝える点。
例えば、どうしてイライラしているのか言語化することで、自己理解を深めるだけではなく、対話やその他のアウトプットに活用することができる。
注意したいのが、お互いに向き合う気持ちがあっても「辞書か違う」ことがある点。
同じ「可愛い子」という言葉であっても、3歳くらいの幼女を想像する人もいれば、17歳くらいの少女を想像する人もいる。
正確に言葉を定義しないと不幸なすれ違いが生じることになってしまう。
だから、正しく伝わっているかをきちんと確認する必要があるし、伝える努力をする必要がある。
一緒に辞書を編纂していく作業は大変だけれども、特別な感じがする。
お互いに誠実に向き合って、一つひとつ丁寧に認識の差異を埋めていくから。
長い時間をかけてできた2人だけの辞書は、きっと特別な宝物。
コミュニケーションがどんどん簡単に、そしてシンプルになってきた世の中で。
自分の気持ちを正確に伝えるために、考えて工夫をすることで、自分だけではなく相手も大切にしたいと思う。